コラム

2025.06.30

慢性骨盤痛が日常生活に与える影響と効果的な対処法を医師が解説

慢性骨盤痛とは~日常を脅かす見えない痛み

慢性骨盤痛は、骨盤内とその周辺に3ヶ月以上続く痛みや不快感を指します。この痛みは、下腹部から会陰部、腰部にかけて広がることが特徴です。

多くの患者さんが「どこに行っても原因がわからない」と悩まれています。痛みの性質は人によって異なり、鈍痛やピリピリとした痛み、チクチクとした痛みなど、様々な形で現れます。

慢性骨盤痛は男女ともに発症する可能性がありますが、その原因や症状の現れ方には性差があることも特徴的です。男性の場合は慢性前立腺炎として現れることが多く、女性の場合は骨盤内うっ血症候群などの形で症状が出ることがあります。

骨盤の解剖図と痛みの発生部位を示した医療イラスト

この痛みが厄介なのは、日常生活のあらゆる面に影響を及ぼすことです。長時間の座位作業が困難になったり、立ち仕事で症状が悪化したりと、職業生活に支障をきたすケースも少なくありません。

また、慢性的な痛みによる睡眠障害やストレスの増加、さらには社会活動の制限など、生活の質が著しく低下することもあります。痛みが見えないだけに、周囲の理解を得られないことも患者さんの大きな悩みとなっています。

慢性骨盤痛の主な症状と特徴

慢性骨盤痛の症状は多岐にわたり、患者さんによって異なる現れ方をします。ここでは主な症状と特徴をご紹介します。

まず、痛みの性質としては、鈍い痛みやズキズキとした痛み、灼熱感など様々です。痛みの強さも軽度から重度まで幅広く、日によって変動することも特徴的です。

男性の場合、会陰部(睾丸と肛門の間)の痛みや不快感、坐位時の痛み、射精時や排尿時の痛みなどが主な症状として現れます。これらは慢性前立腺炎の典型的な症状です。

慢性骨盤痛の症状を示す図解

女性の場合は、婦人科や泌尿器科での検査で異常が見られないにもかかわらず、立位や夕刻に骨盤内のうっ血が増悪することで痛みが生じることがあります。月経周期に関連して症状が変化することも特徴的です。

共通する症状としては、以下のようなものが挙げられます:

  • ・下腹部の持続的な痛みや不快感
  • ・会陰部の痛みや圧迫感
  • ・腰痛や臀部の痛み
  • ・排尿障害(頻尿、残尿感、排尿時痛など)
  • ・性機能への影響(性交痛、射精痛など)
  • ・座っているときに悪化する痛み
  • ・長時間立っていると悪化する症状

これらの症状が3ヶ月以上続く場合、慢性骨盤痛を疑う必要があります。痛みの原因がはっきりしないことも多く、複数の医療機関を受診しても原因不明と言われるケースも少なくありません。

慢性骨盤痛の特徴として、身体的な症状だけでなく、精神的な影響も見逃せません。長期間続く痛みによって、不安やうつ状態、睡眠障害などの二次的な問題が生じることもあります。

日常生活への影響~見えない痛みとの闘い

慢性骨盤痛は、目に見えない痛みであるがゆえに、周囲から理解されにくいという特徴があります。しかし、患者さんの日常生活には様々な影響を及ぼしています。

長時間のデスクワークが困難になり、仕事のパフォーマンスが低下することは珍しくありません。痛みのために集中力が途切れ、業務効率が落ちてしまうのです。

ある40代の男性患者さんは、IT企業でプログラマーとして働いていましたが、慢性前立腺炎による会陰部の痛みで長時間の座位が困難になりました。立ち上がって休憩を取る頻度が増え、締め切りに間に合わないことが増えたといいます。

日常生活で慢性骨盤痛に悩む様子を表現したイラスト

家庭生活においても、慢性骨盤痛の影響は大きいものです。家事や育児の負担が増し、家族との余暇活動も制限されがちになります。

女性の場合、骨盤内うっ血症候群による痛みが立ち仕事で悪化することがあります。ある30代の女性は、美容師として働いていましたが、立ち続けることで夕方には痛みが強くなり、最終的に仕事を続けることが困難になったケースもあります。

社会生活においても、慢性骨盤痛は大きな障壁となります。友人との外出や趣味の活動が制限され、社会的孤立を感じる方も少なくありません。

痛みによる睡眠障害も深刻な問題です。十分な休息が取れないことで日中のパフォーマンスが低下し、悪循環に陥ることもあります。

精神的な影響も見逃せません。目に見えない痛みに対する周囲の理解不足や、長期間続く痛みへの不安から、うつ状態になる患者さんも少なくありません。

どうでしょうか?あなたも似たような経験はありませんか?

このように、慢性骨盤痛は単なる身体的な症状にとどまらず、生活のあらゆる側面に影響を及ぼす複雑な問題なのです。

慢性骨盤痛の原因と発症メカニズム

慢性骨盤痛の原因は複雑で、単一の要因ではなく複数の要素が絡み合っていることが多いです。ここでは主な原因と発症メカニズムについて解説します。

男性の場合、慢性前立腺炎が骨盤痛の主な原因となることがあります。前立腺は精液の一部である前立腺液を産生する臓器で、ここに炎症が起こると骨盤部から会陰部にかけての痛みが生じます。

前立腺炎は、細菌感染によって起こる「細菌性前立腺炎」と、細菌とは関係なく炎症が起こる「非細菌性前立腺炎」に分けられます。特に後者は原因が特定しにくく、治療に難渋することが多いです。

女性の場合は、骨盤内うっ血症候群が慢性骨盤痛の原因となることがあります。これは骨盤内の静脈にうっ血が生じ、拡張することで痛みが引き起こされる状態です。立位や夕刻に症状が悪化するという特徴があります。

また、性別を問わず以下のような要因が慢性骨盤痛に関与することがあります:

  • ・骨盤底筋群の機能障害や緊張
  • ・神経の炎症や過敏
  • ・骨盤内の臓器の炎症
  • ・過去の手術や外傷による組織の癒着
  • ・自律神経系の機能異常
  • ・心理的ストレスや不安

慢性骨盤痛の発症メカニズムとして、「中枢性感作」という現象も重要です。これは長期間の痛み刺激によって、脳や脊髄の痛み処理システムが過敏になり、通常なら痛みを感じない刺激でも痛みとして認識するようになる状態です。

また、痛みによるストレスや不安が自律神経系に影響を与え、さらに痛みを増強させるという悪循環も生じやすいです。

慢性骨盤痛の原因は複雑で、一人ひとり異なるため、適切な診断と個別化された治療アプローチが重要になります。

慢性骨盤痛の診断方法~見えない痛みを特定する

慢性骨盤痛の診断は、目に見えない痛みを特定するという難しさがあります。ここでは、医療機関でどのような診断プロセスが行われるかを解説します。

まず、詳細な問診が最も重要です。痛みの場所、性質、持続時間、悪化・軽減する状況などを詳しく医師に伝えることが診断の第一歩となります。

男性の場合、泌尿器科での診察が基本となります。直腸診で前立腺の状態を確認し、前立腺マッサージ後の尿検査(EPS検査)で前立腺内の細菌や白血球の有無を調べることがあります。

慢性骨盤痛の診断プロセスを示す医療イラスト

女性の場合は、婦人科での診察が基本となりますが、症状によっては泌尿器科や消化器科など複数の診療科を受診することもあります。

診断のための検査としては、以下のようなものが行われることがあります:

  • ・血液検査・尿検査:炎症マーカーや感染の有無を調べます
  • ・超音波検査:骨盤内の臓器や血管の状態を確認します
  • ・CT・MRI検査:より詳細な骨盤内の状態を評価します
  • ・血管造影検査:骨盤内の血管の状態を詳しく調べます
  • ・神経ブロック検査:痛みの原因となる神経を特定するために行います

西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、最新の血管造影装置を導入しており、従来の方法では困難な骨盤内うっ血症候群の診断と治療が可能です。特に、立位や夕刻に症状が悪化する方には、骨盤内の血管の状態を詳細に評価することが重要です。

慢性骨盤痛の診断で難しいのは、検査で明らかな異常が見つからないケースが多いことです。そのため、症状の詳細な評価と、他の疾患の除外診断が重要になります。

また、痛みの心理社会的側面も評価する必要があります。慢性的な痛みによるストレスや不安、抑うつ状態が痛みを増強させることもあるためです。

適切な診断のためには、自分の症状を詳しく医師に伝えることが大切です。痛みの日記をつけるなど、症状の変化を記録しておくと診断の助けになります。

慢性骨盤痛の効果的な治療法

慢性骨盤痛の治療は、原因や症状の個人差が大きいため、一人ひとりに合わせたアプローチが必要です。ここでは、現在行われている主な治療法をご紹介します。

まず、薬物療法として以下のようなものがあります:

  • ・消炎鎮痛剤:痛みや炎症を抑えます
  • ・抗菌薬:細菌性の炎症が原因の場合に使用します
  • ・筋弛緩剤:骨盤底筋の緊張を緩和します
  • ・抗うつ薬・抗けいれん薬:神経因性の痛みに効果があります
  • ・ホルモン療法:女性の場合、ホルモンバランスが関与する痛みに使用することがあります

西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、日帰りカテーテル治療という特徴的な治療法を提供しています。これは、画像ガイド下でカテーテルを用いて行う低侵襲な治療法です。

男性の慢性前立腺炎に対しては、3ヶ月以上続く会陰部の痛みや坐位時の痛み、射精時や排尿時の痛みなどに対して、日帰りでのカテーテル治療を行っています。

女性の骨盤内うっ血症候群に対しても、立位や夕刻に骨盤内のうっ血が増悪する慢性骨盤痛に対して、同様に日帰りカテーテル治療を提供しています。

また、整形外科的アプローチとして、ハイドロリリース(筋膜リリース)という治療法も行っています。これは超音波画像で筋膜と周辺組織を確認しながら薬液を注入する治療法で、痛み・こりを伴う症状に効果があります。

さらに、再生医療の一環として、幹細胞培養上清による治療も提供しています。これは幹細胞から分泌される成長因子やサイトカインなどの生理活性物質が、体内の幹細胞や再生能力の高い細胞に働きかけて組織の再生を促す治療法です。

非薬物療法としては、以下のようなアプローチも重要です:

  • ・理学療法:骨盤底筋のリハビリテーションや筋肉のバランス改善
  • ・認知行動療法:痛みへの対処法や考え方を変える心理療法
  • ・ストレス管理:リラクゼーション技法やマインドフルネス
  • ・生活習慣の改善:適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠

慢性骨盤痛の治療は、単一のアプローチではなく、複数の治療法を組み合わせた「マルチモーダルアプローチ」が効果的とされています。

治療効果は個人差が大きいため、医師と相談しながら自分に合った治療法を見つけていくことが大切です。

日常生活での対処法~痛みと上手に付き合うために

慢性骨盤痛と共に生きていくためには、医療機関での治療だけでなく、日常生活での自己管理も重要です。ここでは、痛みと上手に付き合うための実践的な対処法をご紹介します。

まず、姿勢と体の使い方に注意しましょう。長時間同じ姿勢でいることは避け、定期的に姿勢を変えたり、ストレッチを行ったりすることが大切です。

特に座位での作業が多い方は、骨盤への負担を軽減するクッションの使用や、スタンディングデスクの活用も検討してみてください。

適度な運動も重要です。ウォーキングや水泳、ヨガなどの低強度の運動は、血流を改善し、筋肉のバランスを整えるのに役立ちます。ただし、無理は禁物です。自分の体調に合わせた運動を心がけましょう。

温熱療法も効果的です。入浴やホットパックの使用は、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進します。特に、夕方から夜にかけて症状が悪化する方には、就寝前の温浴がおすすめです。

食生活の見直しも大切です。抗炎症作用のある食品(オメガ3脂肪酸を含む魚、ターメリックなど)を取り入れ、刺激物(カフェイン、アルコール、辛い食べ物など)は控えめにしましょう。

ストレス管理も慢性痛との付き合い方では欠かせません。深呼吸、瞑想、趣味の時間など、自分なりのリラックス法を見つけることが大切です。

痛みの記録をつけることも役立ちます。痛みの強さ、場所、時間帯、関連する活動などを記録することで、痛みのパターンや悪化要因を特定しやすくなります。

また、周囲の理解を得ることも重要です。家族や職場の人に自分の状態を適切に伝え、必要なサポートを求めましょう。

痛みとの付き合い方で最も大切なのは、「完全に痛みをなくす」ことではなく、「痛みがあっても充実した生活を送る」という考え方です。

痛みに対する過度な恐怖や不安は、かえって症状を悪化させることがあります。痛みを受け入れつつ、できることに焦点を当てる姿勢が大切です。

慢性骨盤痛は完治が難しい場合もありますが、適切な自己管理と医療的サポートによって、症状のコントロールと生活の質の向上は十分に可能です。

専門医への相談~いつ、どこに行くべきか

慢性骨盤痛で悩んでいる方にとって、適切な専門医に相談することは治療の第一歩です。ここでは、専門医への相談のタイミングや選び方についてご説明します。

まず、以下のような症状がある場合は、専門医への相談を検討しましょう:

  • ・3ヶ月以上続く骨盤部の痛みや不快感がある
  • ・痛みが日常生活や仕事に支障をきたしている
  • ・痛みに加えて、排尿障害や性機能の問題がある
  • ・一般的な鎮痛剤で痛みが改善しない
  • ・複数の医療機関を受診しても原因がわからない

慢性骨盤痛の場合、症状によって最初に相談すべき診療科が異なります。

男性の場合は、会陰部の痛みや排尿・射精時の痛みがあれば、まず泌尿器科を受診するのが適切です。慢性前立腺炎の可能性があります。

女性の場合は、婦人科が最初の窓口になることが多いですが、症状によっては泌尿器科や消化器科、整形外科などの受診も検討します。

特に、立位や夕刻に症状が悪化する骨盤内うっ血症候群が疑われる場合は、血管外科や放射線科(IVR専門)の受診も選択肢となります。

西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、血管外科と整形外科を専門とし、慢性骨盤痛に対する日帰りカテーテル治療を提供しています。院長の小田晃義医師は、日本医学放射線学会読影専門医・認定医、日本IVR学会専門医、日本脈管学会専門医などの資格を持ち、画像下治療(IVR)を専門としています。

専門医を選ぶ際のポイントとしては、以下の点に注目するとよいでしょう:

  • ・慢性骨盤痛の診療経験が豊富であること
  • ・複数の治療選択肢を提供していること
  • ・患者の話をじっくり聞く姿勢があること
  • ・必要に応じて他科と連携できる体制があること
  • ・最新の診断・治療機器を備えていること

初診時には、これまでの症状の経過や受診歴、行った検査や治療の内容をまとめておくと、より効率的な診療が可能になります。

慢性骨盤痛は複雑な病態であるため、診断や治療に時間がかかることもあります。焦らず、医師と二人三脚で治療に取り組む姿勢が大切です。

適切な専門医との出会いが、慢性骨盤痛との付き合い方を大きく変える可能性があります。症状で悩んでいる方は、ぜひ専門医への相談を検討してみてください。

まとめ~慢性骨盤痛と共に生きるために

慢性骨盤痛は、3ヶ月以上続く骨盤内とその周辺の痛みや不快感を特徴とする状態です。目に見えない痛みであるがゆえに、周囲の理解を得られにくく、日常生活のあらゆる面に影響を及ぼす厄介な問題です。

男性の場合は慢性前立腺炎として、女性の場合は骨盤内うっ血症候群などの形で現れることが多く、その症状は多岐にわたります。長時間の座位や立位での作業が困難になり、仕事や家庭生活に支障をきたすケースも少なくありません。

慢性骨盤痛の原因は複雑で、単一の要因ではなく複数の要素が絡み合っていることが多いです。診断には詳細な問診と、超音波検査やCT・MRI検査、血管造影検査などが用いられますが、検査で明らかな異常が見つからないケースも多いのが特徴です。

治療法としては、薬物療法、日帰りカテーテル治療、ハイドロリリース(筋膜リリース)、幹細胞培養上清による治療など、様々なアプローチがあります。西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、最新の血管造影装置を導入し、従来の方法では困難な骨盤内うっ血症候群の診断と治療が可能です。

日常生活での対処法としては、姿勢と体の使い方の工夫、適度な運動、温熱療法、食生活の見直し、ストレス管理などが重要です。完全に痛みをなくすことよりも、痛みがあっても充実した生活を送ることを目指す姿勢が大切です。

慢性骨盤痛で悩んでいる方は、症状に応じた適切な専門医に相談することをおすすめします。西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、血管外科と整形外科を専門とし、慢性骨盤痛に対する日帰りカテーテル治療を提供しています。

慢性骨盤痛は完治が難しい場合もありますが、適切な医療的サポートと自己管理によって、症状のコントロールと生活の質の向上は十分に可能です。一人で悩まず、専門家に相談し、自分に合った対処法を見つけていきましょう。

慢性骨盤痛でお悩みの方は、ぜひ一度専門医療機関での相談をご検討ください。西梅田静脈瘤・痛みのクリニックでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせた個別化された治療を提供しています。

詳しい情報や診療予約については、西梅田静脈瘤・痛みのクリニックの公式サイトをご覧ください。

著者

西梅田 静脈瘤・痛みのクリニック 院長 小田 晃義

略歴

現在は大阪・西梅田にて「西梅田 静脈瘤・痛みのクリニック」の院長を務める。

下肢静脈瘤の日帰りレーザー手術・グルー治療(血管内塞栓術)・カテーテル治療、再発予防指導を得意とし、

患者様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイド医療を提供している。

早期診断・早期治療”を軸に、「足のだるさ・むくみ・痛み」の原因を根本から改善することを目的とした診療方針を掲げ、静脈瘤だけでなく神経障害性疼痛・慢性腰痛・坐骨神経痛にも対応している。

所属学会・資格

日本医学放射線学会読影専門医、認定医

日本IVR学会専門医

日本脈管学会専門医

下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医、実施医

マンモグラフィー読影認定医

本記事は、日々の臨床現場での経験と、医学的根拠に基づいた情報をもとに監修・執筆しています。

インターネットには誤解を招く情報も多くありますが、当院では医学的エビデンスに基づいた正確で信頼性のある情報提供を重視しています。

特に下肢静脈瘤や慢性疼痛は、自己判断では悪化を招くケースも多いため、正しい知識を広く伝えることを使命と考えています。