日帰りカテーテル治療

カテーテル治療とは

当院の日帰りカテーテル治療

慢性前立腺炎や骨盤内うっ血症候群に対するカテーテル治療

「カテーテル治療」とは、手首や足首の血管からカテーテル(細いチューブ)を挿入して行う治療の総称です。心臓カテーテルや脳血管カテーテルなどがよく知られていますが、それ以外にもさまざまな領域で行われています。
当院では、慢性前立腺炎や骨盤内うっ血症候群に対するカテーテル治療に対応しております。いずれも日帰りで受けられ、日常生活への早期復帰が可能な治療です。

骨盤内うっ血症候群

卵巣静脈の弁不全により慢性骨盤痛など様々な症状を呈し、生活の質の低下を引き起こします。
症状の原因となっている卵巣静脈を金属コイルなどを用いて蓋をする(塞栓)することにより、症状を改善することができます。

慢性前立腺炎

前立腺に炎症により異常な血管が生じることが分かっています。
カテーテル治療では前立腺動脈にイミペネム・シラスタチンという塞栓物質/抗生物質を注入することにより炎症や痛みを和らげることができます。
いずれの治療でも日帰りで行うことができ、安静時間を含めた院内滞在時間は長くても3時間程度です。
また当日から入浴以外の日常生活を送ることができるので、大変負担の少ない治療です。

カテーテル治療の副作用

重篤なものはほとんどありませんが、これまでに、以下のような副作用が報告されています。
カテーテル挿入部の皮下血種:2,3週間程度で自然に改善します。
治療後2、3日程度の一時的な症状の増悪:薬物や金属コイルにより生じます。生理的反応であり、自然経過で改善することがほとんどです。

日帰りカテーテル治療の費用

骨盤内うっ血症候群(保険適応)

部位 1割負担の場合 3割負担の場合
骨盤内うっ血症候群 約20,000円~ 約60,000円~

慢性前立腺炎(保険外診療)

メニュー 費用(税込)
慢性前立腺炎 324,500円+短期滞在費5,500円
保険適用外(自費診療)となります。

前立腺炎の場合1回で改善する方もおられますが、2回行うことの方が多いです。
効果があり、痛みが残存していれば3回目も検討しますが、2回施行して効果がない方にはそれ以上行いません。

高額療養費制度について

高額療養費制度を利用し、事前に取得された限度額適用認定証をご提示いただくことで、窓口でのお支払いが少なくなることがあります。ぜひ、利用をご検討ください。
なお、自己負担限度額は所得区分によって異なります。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。当院にお問合せくださっても結構です。

医療保険に加入されている方へ

カテーテル治療は手術にあたりますので、ご加入の医療保険・生命保険によっては、手術給付金が支給されることがあります。
詳しくは、ご加入されている保険会社様にご確認ください。

日帰りカテーテル治療前後の注意事項

慢性前立腺炎・骨盤内うっ血症候群に対するカテーテル治療の注意事項

当日から飲酒、入浴以外の日常生活は問題なく過ごしていただくことができます。
翌日から入浴、飲酒も可能です。

  • 治療後2~3日後から、軽い運動を再開できます。
  • 痛みが出そうな運動、激しい運動は、2週間ほどお控えください。その後、様子を見ながらではありますが、以前までのような運動を再開していただけます。
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